各商品に素材を表記してあります。

陶器:陶器(土もの)は、素地の吸水性が高く、表面に貫入(釉薬のヒビ)があります。
お取り扱い方法やお手入方法を知ることで、器を長く綺麗な状態で保つことができます。
お買い上げ頂いたお客様に長くお使いいただき、愛着のある器にして頂くため、簡単な注意事項とお手入れ方法をまとめました。

1.高台を確認する
新しい陶器は、先ず高台(器の底)を確認してください。砥石で滑らかにしてありますがザラザラしていることがあれば、使用する前に目の細かいサンドペーパー等で磨いてください。

2.目止め(煮沸)をする
陶器は素材となる土が粗く、表面の釉薬の貫入に汚れが染み込み、カビやシミの原因になります。
米のでんぷん質を表面の目に埋めることで、汚れや臭いをつきにくくする効果があります。

①鍋に器を入れ、器がかぶるくらいのお米のとぎ汁で約30分煮沸します。
 ●弱火から中火で沸騰させ、30分ほど煮沸する(沸き立たせないよう、必ず弱火で煮沸してください)
 ●火を止め、そのまま自然に熱が冷めるまで放置する(長時間煮沸をしないでください)
 ●熱がさめたら水ですすぎ、水分をしっかりと拭き取ります。

②天日で丸1日ほど、風通しの良いところで十分に乾燥させます。
  水分を含んだまま食器を収納すると、シミやカビ、嫌な臭いの原因となります。
 特に梅雨時の目止めは避けてください。

※目止めをしても完全に土の目が詰まることはありません。また、使用しているうちに効果がなくなる場合もありますので、その場合は再度上記手入れを行ってください。